南の楽園タイ南部トランにも夜遊びスポットはあった!

タイ南部の街トラン。ここを訪れる観光客はチャオマイ国立公園でもある離島のムック島、ンガイ島、クラダン島などの島々を目的とし、トラン市街地に長く滞在する人は稀であろう。
多くの観光客はツアー会社やホテル、バーやカフェの集まるトラン鉄道駅前に滞在していた。
私が滞在していた宿は、駅前から少し離れたコーテンホテルと言う古びた地元宿であった。地球の歩き方にも紹介されていたその宿は建物自体は古いが200バーツから泊まる事ができ、部屋も広く価格からして当然クーラーやホットシャワーの類も付いていなかったが、夜は涼しく何故か落ち着く宿であった。
ここからはモーニングマーケット、トラン警察署の脇にあるナイトマーケットまでも徒歩数分。ホテル裏手の通りにはソンテウ乗り場があり、ロビンソン百貨店やバスターミナルまでも行くのにも便利な立地であった。
ナイトマーケットが終わる頃には街全体が眠りに入った様に静まり返るトランの街は、一見すると夜遊びスポットの類は見かけないように見える。
しかし、他のタイの地方都市と同様に地元民向けのナイトスポットなら多くはないがちらほらとあるようであった。
この様な地方都市での夜遊びスポットを手っ取り早く探すなら、地元の事に精通したバイタクに聞くのが良い。多少のマージンの上乗せにはなるかとは思うが確実に目的あった夜遊びスポットヘと案内してくれる。私の場合はタマリンタナホテル近くに屯する気の良さそうな年配のバイタクの方から情報を得た。
もっとも私から夜遊び情報を彼に訪ねた訳ではなく、万国共通であろう異性の話で盛り上がった上での彼からの情報提供であった。

ひとつはトランスポーツクラブ奥。
もうひとつはCAESARホテルであった。
(この2件とも同じ通りの並びにある。訪れる場合はトランスポーツクラブを目指して行くと良い)

CAESARホテルはホテルと言っても敷地内に入るとコテージが立ち並ぶモーテルの様な作りで、
価格はバイタク曰くショート800バーツとの事であったが、実際には1000バーツ。これはバイタクの紹介マージンと往復のバイタク代込みと考えれば妥当な価格であろう。その時、顔見せ出来た嬢は20代前半2人と30歳の嬢の3名だったが、どの嬢もルックスも悪くなく、とてもフレンドリーであった。
もう一軒のトランスポーツクラブ奥は1戦交えた私には興味が無かったが、バイタクおじさんの強い勧めもあり冷やかし程度に訪れたので、正確な値段は忘れてしまった。それはCAESARホテルほどのインパクトが無かったからであろう。
CAESARホテルの怪しくも南国特有ののんびりとした雰囲気やフレンドリーな嬢とのやり取りはどこかクラビの地元民向けのナイトスポットにも通ずる。わざわざナイトスポット目当てで訪れる街ではないが、旅のついでに訪れてみるのは良いかもしれない。

追記 タマリンタナホテル近く、クルタイ銀行並びの小さなぶっかけ飯屋。偶然入った食堂であったが、娘さんが名古屋ヘ嫁いだとの事で日本贔屓の店主。訪れる度にコーヒーをご馳走してくた。こんな出会いも旅ならではである。