タイ南部ムスリムの街サトゥーン。マイナー過ぎるこの街にも夜遊びスポットはあるのか?

ムスリムの多く住む街タイ南部のサトゥーン。このサトゥーン市街地を訪れる観光客は多くはないだろう。街自体には特に観光地と呼べる見所はなく、旅行者にとってはアンダマン海に浮かぶリペ島やマレーシアのランカウイ島ヘの通過地点として通り過ぎる街だからだ。
私は過去にランカウイ島からサトゥーンを経由してハジャイヘ向う時と、ハジャイからサトゥーンを経てトランヘ向う時の2度このサトゥーンの街を訪れた事がある。
特に見所がある訳でも無く何の変哲も無い街だが、ここに住む人々はとてもフレンドリーでよそ者の私にも温かく接してくれた。ある時は何度か訪れた事のあるカフェで主人から宴の席に呼ばれたり、街の唯一の娯楽であろうビリヤード場にふらりと立ち寄った際には、若者たちが見物していた私を仲間に加えてくれたりと。大都市ではなかなか味わえない貴重な体験をした事がこの街を再訪する切っ掛けになったのかもしれない。
私がこの街で滞在していた宿はモーニングマーケット近くのリアントーンホテル。中華系タイ人のご家族が営む旅社であった。ファンルーム、水シャワーで一泊200バーツ。風通しの良い宿で夜間は扇風機だけでも充分快適に過ごす事が出来た。

夜遊びスポットに関しては、セントラルモスク周辺と郵便局の向かい辺りにぽつんぽつんと点在するマッサージショップがそれだ。トラディショナルマッサージ60分150バーツそれに+αでハンドから最後までのお誘い受ける。私が訪れた店の嬢も心得たもので、マッサージ中に何度となく私の股間に手を伸ばしがら、耳元で囁く様に+αを提案してくる。マッサージだけで来店したつもりの客であっても何度も股間を刺激する事で+αヘと導く作戦であったのだろう。しかし、その時の私は、前日にハジャイのMPで冷凍マグロの様な嬢を相手にしていた事もあり、その時の残像が未だ鮮明に残っていたので、彼女からの+αのお誘いは丁重にお断わりした。
私の立ち寄ったマッサージ店には特別美人はいなかったが、愛想の良い嬢ばかりで、古びた店内は居心地も良く旅の疲れを癒やすのには充分ではあった。
他にもセントラルモスク近くのセブンイレブン裏手で催されるナイトマーケット近くにもカラオケ店があったが、限られた滞在日数の関係で訪れる事が出来なかった。

一般的にタイ南部で夜遊びを存分に満喫したいのならハジャイが最適であろう。検索すれば多くの情報を簡単に入手する事が出来る。
私の様に旅のついでに夜遊びする向きには、一地方都市の地元民向けのナイトスポットも悪くない。少なくとも旅の土産話しのネタにはなるだろうから。